公認心理師資格試験 過去問解説 問5 心理学統計 算術平均

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第4回公認心理師試験・午前問5は、5つの観測値から値が6.6になる代表値を選ぶ心理統計の問題です。

正答は③「算術平均」です。

観測値は9、5、7、8、4なので、

(9+5+7+8+4)÷5=33÷5=6.6

となります。したがって、答えは③です。

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【問5】代表値としての算術平均

問5 観測値として、9、5、7、8、4が得られたとき、値が6.6となる代表値(小数点第2位を四捨五入)として、正しいものを1つ選べ。

① 中央値
② 幾何平均
③ 算術平均
④ 相乗平均
⑤ 調和平均

正答:③ 算術平均

第4回公認心理師試験の問題冊子と正答は、公認心理師試験研修センターの公式ページで確認できます。

第4回公認心理師試験(令和3年9月19日実施)|公認心理師試験研修センター

なぜ③「算術平均」なのか

算術平均(arithmetic mean)は、観測値の合計を観測値の個数で割って求めます。

今回の5つの値を合計すると、

9+5+7+8+4=33

です。

観測値は5個なので、

33÷5=6.6

となります。

設問は「値が6.6となる代表値」を聞いているので、③算術平均が正答です。

① 中央値は7

中央値(median)は、データを小さい順に並べたときの中央の値です。

今回のデータを並べ替えると、

4、5、7、8、9

となります。

5個の値の中央は3番目の7なので、中央値は6.6ではありません。

② 幾何平均と④ 相乗平均は同じもの

幾何平均(geometric mean)と相乗平均は同じ平均を指します。

n個の正の値について、それらを掛け合わせた積のn乗根をとって求めます。

今回なら、

5乗根(9×5×7×8×4)≒6.32

です。小数点第2位を四捨五入すると6.3なので、②・④は正答ではありません。

試験では、「幾何平均=相乗平均」という同義関係も押さえておくと選択肢を整理しやすくなります。

⑤ 調和平均は約6.03

調和平均(harmonic mean)は、各観測値の逆数の算術平均を求め、その逆数をとる平均です。

式で書くと、n個の値 x1、x2、…、xnに対して、

調和平均 = n ÷(1/x1+1/x2+…+1/xn

です。

今回の値では約6.03となり、小数点第2位を四捨五入すると6.0です。したがって⑤も正答ではありません。

代表値を整理

代表値 求め方 今回の値
中央値 並べたときの中央 7
幾何平均 積のn乗根 約6.32 → 6.3
算術平均 合計÷個数 6.6
相乗平均 幾何平均と同じ 約6.32 → 6.3
調和平均 逆数の平均の逆数 約6.03 → 6.0

算術平均と中央値の違い

算術平均はすべての観測値を計算に使うため、極端に大きい値や小さい値の影響を受けます。

一方、中央値は値の順序上の中央を使うため、算術平均より極端な値の影響を受けにくい代表値です。

そのため、実際のデータ分析では「平均値だけを見ればよい」とは限りません。データの分布や外れた値の有無を確認しながら、平均・中央値などを使い分けます。

試験対策ではここまで覚える

問5では、まず次を押さえれば十分です。

算術平均 = 観測値の合計 ÷ 観測値の個数

今回なら、

(9+5+7+8+4)÷5=6.6

です。

さらに、

  • 中央値=並べたときの中央
  • 幾何平均=相乗平均
  • 調和平均=逆数の算術平均の逆数

という用語の対応まで整理しておくと、類題にも対応しやすくなります。

まとめ

第4回公認心理師試験・午前問5の正答は、③「算術平均」です。

観測値9、5、7、8、4の合計は33で、5個の観測値で割ると6.6になります。

この問題では難しい統計処理は必要なく、各代表値の定義を区別して、実際に計算することがポイントです。

参考資料

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