【閑話休題】心理学から一旦離れて、ハリネズミをお迎えするために必要なものを紹介します!
Ig KnowledgeのYamashunです!
今回は閑話休題ということで、心理に関係する記事ではなく、日々の臨床で疲れたこころの拠り所となっている我が家のアイドルハリネズミの針山くん(2歳4ヶ月)の紹介をかねて、ハリネズミの飼い方に関してまとめていきたいと思います。
ハリネズミにご興味のある方は是非ご一読ください。
環境が整えば飼いにくくはないけど、こだわりは結構強いタイプだよ!!
この記事はこんな方におすすめ
ハリネズミに興味があって是非お迎えしたいと考えている方
ハリネズミってどんな動物?
ハリネズミは英語で「Hedgehog(生垣の豚)」と呼ばれ、ネズミよりもモグラに近い動物といわれています。
エキゾチックアニマルの人気が高まったこともあり、最近ではペットショップでもちらほら見かけるようになりました。
平均的な体重はオス500gから600g、メスで250gから400gとされており、比較的大きく育ちます。
寿命は諸説ありますが、2年から長くて5年ほど生きてくれるようです。
では、ハリネズミの主な特徴についてまとめていきましょう。
これから説明する特徴は、あくまで一般論なので、個体差があります!
- こだわりが強い(偏食)
- 警戒心が強い(環境の変化に敏感)
- 生活リズムが夜型(夜行性)
以下のサイトも参考になります!!
こだわりが強い
いろいろなサイトや情報を見ると、ハリネズミは偏食家で食事に苦労するって聞くけど本当?
ハリネズミは偏食家で知られています。実際に針山くんも飼い始めてすぐに、食欲が低下するなど苦労しました。
いろいろな情報を見ると、急に好みが変わることがあるため、何種類かフードを用意しておくのがいいと書かれているので試してみたところ、拒食になってしまい焦った記憶があります。
現在は健康と急な偏食を加味して市販の2種類のフードを混ぜて与えています。
お迎え当時から一貫して食いつきが良いのが以下のフードです。
警戒心が強い
ハリネズミってなつくの?
個体差があるため、確実な答えはありませんが、ハリネズミは警戒心が強く、慣れることはあってもなつくことはないといわれています。
ちなみに、警戒すると針を立てて丸くなります。
とはいえ、早く慣れてもらうために工夫できることはいくつかあります。
ハリネズミは臭い(嗅覚)と音(聴覚)に敏感です。
- できる限り静かな環境で飼うこと
- ゲージのある部屋には、静かな声で足音も小さく近づくこと
- 手を洗う際は同じハンドソープを使うこと
- 匂いの強い香水などは使わないこと
など、環境を整える工夫することで、慣れやすくなると思います。
生活リズムが夜型
ハリネズミは夜行性?
ハリネズミは完全な夜行性です。我が家の針山くんは食事の時間である夕方頃と、飼い主が寝静まった深夜帯から早朝(2時〜5時)にかけて、本格的な活動を開始します。
日中は寝て過ごすことが多いので、日中自宅にいるときはあまりうるさくならないように気をつけています。
(といっても、洗濯機を回したり、掃除をしたりなどは全然構わずしますが…)
軽いスキンシップを求めるのであれば、夜間帯あるいは食事を与える際に行うのがオススメです。
条件づけだと思いますが、餌の準備をしているときや時間帯を一定にしておくと、起きて寝床から出てきてくれるようになります。
ちなみに、我が家の針山くんは餌に夢中なときはスキンシップをとっても一切針を立てません。
(それ以外のときは、めちゃくちゃ針を立てます)
ハリネズミを飼うのに向いている人と向いていない人
眺めて癒されることで満足できる方は向いています
ハリネズミはスキンシップやコミニュケーションを好まず、ストレスとなってしまいます。そのため、「スキンシップを取りたい!」といった方にはおすすめできません。
個体差はありますが、慣れてくれば短い時間のスキンシップを取ることができたり、可愛い姿をたくさん見ることができるようになります。
ですが、基本的には「眺めて癒される」存在です。
単身生活でも難なく飼うことができます
ハリネズミは日中はほとんどの時間を寝て過ごしますし、外での散歩などの積極的な運動は必要ありません。
また、食事も朝出勤前か、夕方帰宅後に1度与えるだけでも大丈夫ですので、単身生活で働きに出ている方でも飼うことに支障はないといえます。
鳴かないわけではないですが、鳴き声も小さいため近隣に迷惑をかけることもないでしょう。
1日に10分程度は時間を捻出できる方
後程説明しますが、最低限毎日行う世話として、①餌やり、②糞尿の掃除があります。
食事は当然ですが、ハリネズミは綺麗好きなため、毎日軽く掃除を行う必要があります。時間としては10分程度で終わる作業です。
基本的には毎日多忙でお疲れの方であってもお迎えすることができると思います。
お迎えにはどんな準備が必要なのか?
ここではハリネズミを飼うために必要な設備を紹介します。
あくまで参考として我が家の環境について紹介します。
この環境にたどり着くまでにいろいろな環境を何度もTry and Errorしてきましたので、機会があれば記事にしていきたいと思います。
最低限必要な設備としては以下のものがあげられます。
- ゲージ
- 床材
- 寝床(隠れ家)
- 餌入れ・水飲み用の容器
- ヒーター
ゲージ
ハリネズミは比較的大きく育ちます。そのため、ゲージの大きさは許す限り大きめのゲージがいいでしょう。
大きめのゲージだと、ハリネズミがひとりで探索して運動になることもメリットです。
いろいろな種類があり、魅力的なゲージも多いのですが、値段が高いものも多いので、我が家では市販のシャトルマルチ60を使用しています。幅61cm、奥行き36.5cm、高さ34cmと決して小さくはないですが大き過ぎずです。
大きくなってくると、少し手狭な感がありますので、ハリネズミの大きさによってはもう少し大きめのゲージがいいかもしれません。
床材
床材はさまざまな種類がありますが、我が家では、①臭い対策、②歩くさいの足音の小ささ、③掃除のしやすさ、で以下の2つを採用しています。
基本的な床材は“コーンリター”です。こちらはやや独特な匂いがするのですが、ハリネズミの糞尿の臭いを緩和してくれます。
砂浴び場・トイレとして、“クルミ”を採用しています。こちらは水に濡れると固まる性質があるので、日々の掃除が楽になっています。
餌入れ・水飲み用の容器
こちらもペットショップやホームセンターなどに売っている容器で問題ないです。
フードの種類によっては、ふやかして与えるものもあり、水切り用の穴があいている容器もあります。
できるだけ底が浅く平たい容器を用意してあげると、ハリネズミが食べやすいようで食欲の向上にもつながります。
ヒーター
ハリネズミは温度変化に弱く、特に寒さに弱いです。一般的にはゲージ内の温度が20℃から28℃くらいに保つ必要があります。
そこで冬場は小動物用のヒーターが必須となってきます。
ハリネズミは、温度に関しては自分でゲージ内を移動して調節してくれるので、ヒーターを置いておくと寒いときはヒーターへ、暑いときは違う場所に移動してくれます。
他にも防寒対策として、①冬場は100円ショップで購入した毛布でゲージごと包む、②暖かい寝床を追加する、③時期によってはエアコンで室内の温度を高める、などの工夫をしています。
どんな世話が必要なの?
- 毎日の餌やり
- 運動
- 掃除(糞尿の掃除、床材の入れ替え)
- 爪切り
餌やりは1日1回でもおおきな問題はありません。食器を洗って、週に1回程度はお湯で消毒し、市販のペットフードを与えています。
その際に、糞尿を取り除いています。100円ショップで購入したトレイにクルミを入れて砂浴び用のお風呂兼トイレにしているのですが、針山くんはそこで用を足してくれるので掃除は簡単です。
運動については、部屋の中でお散歩させる「部屋んぽ」をしているご家庭も多いようですが、我が家の針山くんはゲージ外ではフリーズして一切動きません。なので、ゲージの中に滑車を用意しています。
走っているところを目視できたことはほんのわずかですが、就寝時に耳を済ませると必死に回している音が聞こえます。
掃除については、先ほど説明した糞尿の掃除は毎日行なっています。加えて、週に1回程度、ゲージを掃除して床材を替えています。
爪切りについては、月に1回程度行います。
以上がハリネズミを飼うために行なっている主な世話の内容です。
1日の世話内容としてはほとんど負担はありません。
まとめ
この記事では心理学から離れてハリネズミの飼い方について簡単にまとめました。いかがでしたでしょうか?
これまで説明してきたように、決して愛想がいいとは言いませんが、環境を整えることができれば、日々はそれほど手間がかからず、飼いやすいといえます。また、癒しの一瞬を演出してくれる存在です。
ハリネズミを飼うということは最後まで責任をとってお世話をするということなので、安易な気持ちではなく、知識を得てから飼うようにしましょう。
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